鷲ノ木遺跡の位置と環境

 遺跡の位置と周辺の環境

 森町は渡島支庁管内の中央部、駒ヶ岳北西山麓に広がり、北は内浦湾(噴火湾)に面し、東は鹿部町、北西は八雲町、山間部は厚沢部町、南は大野町、南から東は七尾町に接する。

 鷲ノ木5遺跡は森町市街地の西方約4km、内浦湾岸沿いから直線距離で約1km内陸に位置し、桂川支流の上毛無沢川と下毛無沢川の間に挟まれた標高4673mの河岸段丘に立地する。上毛無沢川を挟んで対岸には鷲ノ木4遺跡が位置している。鷲ノ木5遺跡の東側には、鷲ノ木3遺跡が位置している。

 遺跡の現況は山林で、周辺にはカラマツなどの造林が広がる。隣接する鷲ノ木3遺跡、鷲ノ木4遺跡は耕作地として利用され、森町の特産品である都南瓜などが栽培されている。